阪神燃、今期一転の最終増益に上方修正 部品販売増などで減配幅も圧縮
- 2019/04/16
- 13:34
阪神内燃機工業は15日大引け後、2019年3月期の単独税引き利益が前の期に比べ4%増の5億7000万円になる見通しだと発表した。従来予想の4億3000万円から上方修正し、一転の最終増益見込みになった。船舶用エンジンの部分品で販売が増加したほか、内製化による経費削減を進めたのが寄与したという。
売上高は120億3000万円と従来予想(120億円ちょうど)に比べてやや上方修正。営業利益は前の期比4%増の7億9000万円と、従来予想である21%減の6億円からやはり増益に転じた。
19年3月期の年間配当金は45円(中間配当なし)とした。従来予定の35円から10円を積み増し、19年3月期末の株主に配当する。18年3月期は、普通配35円に創業100周年の記念配15円で合計50円を配当した。単純な記念配当の廃止で15円減配とせず、普通配45円として減配幅を圧縮した形だ。
16日の東京株式市場で阪神燃(6018)は反落の動き。朝高後に下げに転じ、後場に入って一時は前日比66円安の1929円まで下落した。理論上の配当落ち分である10円を超える下げ幅になった。業績予想の上方修正などを受けて買いが先行したが、2000円の節目を上回ると戻り待ちの売りなどに押されて上値が重い展開になっている。
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