日経平均2万2000円回復 三星ベや上組など年初来高値、神電鉄は顔合わせ
- 2019/04/15
- 18:46

15日の東京株式市場では日経平均株価が3日続伸し、昨年12月4日以来ほぼ4カ月ぶりに2万2000円の節目を回復した。終値は前週末比298円55銭(1.37%)高の2万2169円11銭と、連日で年初来高値を更新。前週末12日の米株式相場が上昇した流れを受けた。東証1部の値上がり銘柄数は1910銘柄と9割近くになり、神戸市に本社を置く銘柄でも三星ベルト(5192)、上組(9364)などが年初来高値を更新した。
三星ベの終値は前週末比130円(6.13%高)の2252円だった。朝方からじり高の展開で、大引け間際には2254円まで上昇と上げが目立った。特に目新しい買い材料は出ていないもようだが、このところ戻り歩調をたどっていたこともあり、株価の底堅さに着目した買いが入りやすかった面もある。3月4日に付けた高値2136円を上回り、昨年12月7日以来ほぼ4カ月ぶりの高値。地合いの強さを印象付けた。
このほかノエビアホールディングス(4928)やモロゾフ(2217)、東証2部の神鋼環境ソリューション(6299)が年初来高値を更新。神戸電鉄(9046)も3月26日に付けた年初来高値の4045円に顔合わせした。
日経平均採用銘柄では神戸製鋼所(5406)と川崎重工業(7012)がそろって反発。ともに値上がり率は2%を超えた。神戸市に本社を置く3月期決算銘柄では、川重を除いて大勢は5月の連休以降が決算発表。個別銘柄では目新しい株価材料が出にくい時期との見方もあり、相場全体の動きに左右されやすくなる銘柄は多そうだ。
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