神戸市「しあわせの村」開設30周年で記念式典 リニューアル検討へ

20190414開村30周年バナー

 神戸市は23日で開設30周年を迎える総合福祉施設「しあわせの村」について、記念式典を21日午後1時に開催すると発表した。しあわせの村での活動を通じて福祉に貢献した団体に感謝状を渡す。式典への来場者にも記念品を配布。同時に屋外のミニステージでの演奏会や、野菜や果物などの直売会なども同時に開催する。(写真は神戸市役所近くに掲出した開村30周年を記念した広告)

 しあわせの村は1989年4月に「開村」。1977年に制定した「神戸市民の福祉を守る条例」を具体化する施設として、高齢者や障害者などハンディキャップのある人へのサービスを通じ、自立を支援することなどが目的。神戸市政100周年記念行事の一環でもあり、障害者の共同作業場や介護施設などに加え、運動場や農園などを総合的に整備した。敷地面積は205ヘクタール。

 21日の式典は午後1時から30分程度を予定。その後は神戸市混声合唱団がリクエスト曲を演奏する。屋外のミニステージで神戸市消防音楽隊のコンサートやバルーンアート、大道芸パフォーマンスを開催。農産品の直売会や東北障害者施設応援市、カブトムシに触ったり昔の遊びを体験したりする「ちびっ子お楽しみテント」、カドリール(4頭立て)馬術のデモや乗馬体験なども実施する。

 11日の定例記者会見で神戸市の久元喜造市長は、東京在住時代も「里帰りしたときに温水プールをよく利用していたこともあり、素晴らしい施設であることはよく知っている」という。一方で「施設の老朽化もあり、新たな機能を付け加える必要があるかといったことも30年を契機に考えていかなくてはならない」。専門家の話なども聞き「どういう風にリニューアルしていくかは、これからの検討」との方針を明らかにしていた。

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