川重、燃料に原油とLPGが使える「ME-LGIPエンジン」受注 国内メーカー初

 川崎重工業は11日、大型のLPG(液化石油ガス)運搬船向けに、窒素酸化物(NOx)の排出量を抑える新技術を搭載した「ME-LGIPエンジン」を国内の主機関メーカーとしては初めて受注したと発表した。重油とLPGの両方を燃料として使える2元燃料エンジンで、高い燃費性能と、国際的なNOxの規制強化の両面に対応する。エンジンは神戸工場(神戸市中央区)で製造し、坂出工場(香川県坂出市)で建造中のLPG運搬船に9月にも取り付ける予定だ。

 機種名は「川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP」。ME-LGIPエンジンは独機械大手のMAN(エムアーエヌ)が開発した電子制御式のエンジンで、川重がMANからライセンスを取得して生産。さらに川重の排ガス、排水の浄化システムで、LPG燃料の使用時は従来の重油を燃料とした主機関に比べてSOx排出量を90%以上削減。さらに二酸化炭素(CO2)の排出も抑えられる。

 国際海事機関(IMO)は日本を含む一般海域で2020年から硫黄酸化物(SOx)に対する規制を強化する。さらにCO2の排出量は2030年までに08年比で40%減、50年までに同70%減と減らす目標なども設定。海運業界では対応に迫られている。

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