阪神国際港湾、情報提供強化で神戸港・大阪港の利用促す 定期航路検索サイト

20190404阪神港検索サイト

 神戸港と大阪港のコンテナふ頭を運営する阪神国際港湾(神戸市中央区)は、輸入や輸出の貨物を載せる両港の定期航路のスケジュールを検索できるホームページ「阪神港(神戸港・大阪港)定期航路情報検索サイト」を開設した。これまで神戸港と大阪港で別々に、自ら輸送手段を持たない混載貨物事業者(フォワーダー)らに情報提供してきたが、一体的に情報を検索できるようにすることで利便性を高めた。情報提供の強化で阪神港の利用を促す。

 これまで阪神国際港湾は船舶を運航する海運会社から情報収集し、手作業で情報を集めてフォワーダーらに提供。季節ごとの発着便の変更などに、迅速に対応しにくかった面があった。ただ今回、検索の対象になるデータベースは物流業界紙「Shipping Guide(シッピングガイド)」を発行するオーシャンコマース(東京都港区)から提供を受ける。航路の変更などは、ほぼリアルタイムで反映される見通しという。サイトは3月28日に開設した。

 手作業での情報収集では誤った情報を提供してしまう可能性もゼロではなかったが、この可能性も一段と低くなる。トップのページには阪神国際港湾のホームページへのリンクボタンに加え、行事予定なども掲載する神戸市港湾局、大阪市港湾局へのリンクボタンも設置。阪神港を利用する際のポータルサイトとして機能することへの期待もあるという。

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