国際航路協会が神戸で年次総会 6月に日本で15年ぶり、港湾都市アピール

20190331神戸港

 航路や港湾の設計・建設で技術基準を作成し、130年を超す歴史を持つ非営利団体「国際航路協会」(本部・ベルギー)が6月3〜7日に、神戸市内で年次総会を開催する。日本で年次総会を開催するのは2004年の福岡市以来15年ぶり。各国政府の水運行政に影響力を持つ国際機関の年次会合を開催することで、海洋国家である日本や、港湾都市の神戸を改めてアピールする。4月下旬に開催する年次総会前の最後の理事会で、最終的に議題を決定する。(写真は神戸港に停泊中の客船=資料)

 国際航路協会(略称はPIANC=ピアンク)は1885年設立。65カ国の450法人に加え、個人会員約2000人が加盟する。国連の諮問機関としても指定されている。もともとは技術者の集まりで、同協会が決める技術基準(ガイドライン)は国際的に広く参考にされている。多くの国の海運や、沿岸開発などにも影響力を持つことから、神戸での年次総会の開催が海外向けて象徴的に受け止められるとの期待が大きい。

 国内の技術者や港湾関連会社にとって、協会の最新の活動に触れられる年次総会の開催が、世界の技術の潮流をつかむ機会にもなるとみられる。6月6日には非会員の技術者を対象とした技術セミナーを開催。阪神淡路大震災から港湾施設を復旧、復興させた経験など、神戸ならではの情報発信もできる見通しだ。参加申し込みの受け付けも既に始まった。

 このほか関係者向けの講演会では、園田学園女子大学の田辺真人名誉教授による瀬戸内海についての講演も予定している。会場は神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)。参加者には希望に応じて、六甲山、京都、姫路城といった近隣の観光地を紹介するツアーも、オプションとして提供される予定だ。

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