カルナバイオ、韓国で「CDC7キナーゼ阻害薬」の特許登録

 カルナバイオサイエンスは29日、同社がカナダのシエラ・オンコロジー(ブリティッシュコロンビア州)に知的財産権の使用権を供与している医薬品候補の化合物「CDC7キナーゼ阻害薬」を韓国で特許登録されたと発表した。

 既存の抗がん剤では増殖している細胞すべてを標的とし、がん細胞以外の増殖する正常細胞にも影響する「毒性」が懸念されていた。だがCDC7キナーゼ阻害薬は、がん細胞だけを標的にする抗がん剤になることが期待されている。

 カルナバイオはCDC7キナーゼ阻害薬について2017年1月にメキシコで、同9月にオーストラリアでそれぞれ特許登録、日本でも18年1月に特許成立を発表していた。

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