久元神戸市長、北神急行線の買収「東京一極集中を断ち切る思い切った措置」

20190329久元市長会見2

 神戸市の久元喜造市長(写真)は29日の記者会見で、北神急行線を買収することについて、沿線人口の減少に伴う乗客減で公共交通機関のサービスが低下し、「さらに人口が流出して東京一極集中が進むという負のスパイラル(悪循環)を断ち切るための思い切った措置」と意義を述べた。悪循環を断ち切るために「自治体関係者は相当な決意で臨まなければならないと、従来から考えていた」と強調。198億円と巨額の支出になるが「必要な措置」として理解を求めた。

 北神急行線で発生した累積債務の650億円を、北神急行線の売り手である阪急グループが引き取る背景については「阪急との間の交渉で、結果として(神戸市が)債務を引き継がないことで合意ができた」と述べるにとどめた。そのうえで「私どもとしては、ありがたいことだと思う」と付け加えた。

 民間でも立ち行かなかった事業を自治体が引き取るのか、との質問には「運賃の引き下げによって乗客数の増加が見込める」と説明。もともと路線がつながっておりダイヤ編成は既に一体で、事業主体が分かれているために運賃が押し上げらられていたという北神急行線特有の事情を指摘した。阪急グループも「阪急神戸線を運行しているし、三宮近辺でもビジネスを展開している」(久元氏)ことから、運賃引き下げで北神地区から三宮への人の流れが増すことにメリットがあるという。

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