日立、iPS細胞の大量自動培養装置など出展 再生医療学会の併設展示会

20190323日立iACE2

 日立製作所は21〜23日に神戸国際展示場(神戸市中央区)で開催した第18回日本再生医療学会総会に併設した展示会で、同社が開発したiPS細胞の大量自動培養装置「iACE2(アイエースツー)」を紹介した。実物の5分の1の大きさの模型を展示(写真)。開発過程などを紹介したビデオを放映するなどで、同社の技術力の高さを訴えた。日立は同機種の第1号機を8日に、大日本住友製薬に納入していた。

 再生医療に使用する製品の製造や品質を管理する方法などを示した厚生労働省令に、初めて適合した。無菌状態でiPS細胞を培養することなどで、実際に体の中に入れられる品質が確保できる。クリーンルームの除染にも耐える素材を採用。作業の手順や進捗なども随時記録してiPS細胞の品質の高さを担保する。

 これまでiPS細胞の培養には熟練者の手作業が必要だったが、自動的に大量の細胞を培養できるようになることで、iPS細胞を使った再生医療を普及に向け一歩近づく。日立は17年、神戸医療産業都市に神戸ラボを開設。同じく神戸に研究施設を置く大日本住友と共同で、iPS細胞を大量に培養する技術の開発に取り組んできた。3月末には2号機を納入する予定という。

 このほか同展示会では、東レが神戸医療産業都市推進機構(神戸市中央区)と共同で開発したクリーンルーム対応の保護服を展示した。現在は海外製のつなぎ型が主流だが、上下セパレートで着用しやすいのが特徴だ。ポリプロピレン極細繊維の不織布から開発した新素材「トレミクロン」を採用した。

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