川重、海自向け潜水艦「しょうりゅう」引き渡し 神戸工場

20190318川重しょうりゅう引渡式

 川崎重工業は18日午前、神戸工場(神戸市中央区)の西浜岸壁で潜水艦「しょうりゅう」を防衛省に引き渡したと発表した。引き渡し式は原田憲治防衛副大臣や村川豊海上幕僚長ら防衛省の関係者らが出席した(写真=川重提供)。海上自衛隊が運用する。

 川重が戦後建造した潜水艦としては28隻目で、2009年に三菱重工業が1隻目を引き渡した「そうりゅう」型潜水艦の10隻目(うち川重建造では5隻目)になる。船体に艦船用の超高張力鋼を使い、高い耐水圧性能が特徴。運動性能の高いX型の舵や、燃費性能の高い「スターリング機関」を採用しており、製造には高度な技術が必要だ。

 長さは84.0メートル、幅9.1メートル、深さ10.3メートル。基準排水量は2950トン。従来型の潜水艦に比べて捜索能力の高いソナーを搭載したうえ、ステルス性能も向上。水中発射管を搭載する。

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