神戸周辺で2ルート設定 国交省、海ルート観光「マリンチック街道」

20190310マリンチック街道神戸西宮

 国土交通省は、レジャー用の小型船などが係留できる「海の駅」を利用した海上観光のモデルコース「マリンチック街道」として、新たに11ルートを設定した。このうち「神戸・西宮」「神戸・淡路」と2ルートが神戸周辺だ。今回の11ルートは、昨年3月に初めて選んだ5ルートに続く第2弾。神戸周辺は初めてだが、神戸や阪神間は古くからのマリーナがあるなど、海洋レジャーの拠点として可能性を指摘する声は多い。(図は「神戸・西宮」のルートマップ=神戸運輸監理部の発表資料より)

 マリンチック街道「神戸・西宮」は、新西宮ヨットハーバー(西宮市)がある「しんにしのみや海の駅」が起点。神戸港、神戸空港を眺め、ウェスティンホテル淡路(淡路市)で昼食、ショッピングモールのあるマリンピア神戸に立ち寄って、しんにしのみや海の駅に戻る。「神戸・淡路」は須磨ヨットハーバーから姫路木場(姫路市)、家島(同)に立ち寄り、再び須磨に戻るコース。いずれも1日で回遊できるのが特徴だ。

 海上周遊だけで終わることが多いとされる海洋レジャー客に、上陸して観光や食事も楽しんでもらい、地域活性化につなげたい考えだ。1日で完結するコースを紹介することで、自ら所有する船でクルージングを楽しむ従来の層に加え、免許だけを保有する層によるレンタルボートの使用や、クルーザーをチャーターする需要などの喚起も見越し、幅広い層の海洋レジャーへの参加を促す。

 今回は神戸周辺2ルートのほか宮古(岩手県)、東京・夢の島、富山湾、知多(愛知)、伊勢湾(三重)、竹原(広島)、三豊(香川)、新居浜(愛媛)、長崎を選んだ。昨年3月には小樽(北海道)、横浜、広島、福岡、天草(長崎)を選んでいた。

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