インターネット管理めぐる国際会議、神戸で19年ぶりの日本開催 11日開幕

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 インターネット上のアドレスやURLを管理する非営利組織「ICANN」(米カリフォルニア州)が主催する国際会議「第64回ICANN」が11日に開幕する。神戸市中央区の神戸ポートピアホテルを中心に14日まで開催。日本でICANNの会議が開かれるのは2000年に開いた第6回以来、19年ぶり2回目だ。企業や団体などインターネット関係者の約2500人が参加する予定で、このうち約2000人が海外からの参加者になる見込み。

 ネット上のアドレスなどは当初インターネットを開発した米国で政府系の機関が管理していたが、現在はネット環境のグローバル化などに伴い1998年に設立されたICANNが管理している。今回の会議では「.shop」など地名以外のドメイン名や、「.tokyo」など地域名のドメイン名を新たに募集。このほか英語以外で表記するURLに関するルール整備、ドメインの所有者を示す「WHOIS情報」と欧州連合で導入された一般データ保護規則(GDPR)との関係整理などで議論が進む見通し。

 関連する会議やセミナーなども開く予定だ。参加と登録は無料で、興味がある一般の個人も参加できる。英語でのやりとりが原則だが、多くの会議では日本語の字幕など通訳サービスが付く見通しだ。11日に開会式を開催し、日本でのインターネット立ち上げを主導した慶応大の村井純教授らが出席。最終日の14日にはICANNの活動に関して誰でも発言できる「パブリックフォーラム」を予定している。9日からはプレイベントとしてスポンサー企業の展示やセミナーなどが開かれる。

 ICANNの国際会議は開催地が先進国に偏らないよう、「5大陸」を目安として開催地を順に選んでいる。前回の開催地は欧州のスペイン・バルセロナだった。次回はアフリカでモロッコ・マラケシュを予定。今回はアジア枠での開催というわけだ。他にも立候補した都市があったというが、多くの国際会議が開かれた実績に加え、神戸市の誘致活動などが評価されたという。

 日本ネットワークインフォーメーションセンター(JPNIC)で広報を担当し、ドメイン名の管理に関する業務にも携わる是枝祐さんは「日本では1995年の阪神淡路大震災がインターネット普及の大きなきっかけになっており、復興した神戸でICANNの国際会議が開かれるのは個人的にも感慨深い」と話していた。

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