カルナバイオ、「Wntシグナル阻害剤」特許を日本でも取得へ

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 カルナバイオサイエンスは、国立研究開発法人の国立がんセンター(東京都中央区)との共同研究で作り出した「Wntシグナル阻害剤」が特許庁から特許査定をを受けたと発表した。特許査定は特許庁による審査を通過したことを示し、出願者が特許料を支払うことで特許権が発生する。がん細胞の増殖を抑制する薬剤に関する特許を、国内でも取得する見込みになった。(写真はカルナバイオの本社が入居する神戸医療産業都市のビル=資料)

 4日付で発表。発明の名称は「新規キナゾリン誘導体」という。すでに欧州では特許を取得している。「Wntシグナル」は、分裂して臓器になる細胞を供給する「幹細胞」の増殖や分化を制御する仕組み。多くのがんやがん細胞で、Wntシグナルが活発になっていることから、カルナバイオは国立がんセンターと共同でWntシグナルを標的とした医薬品の開発を2008年から進めている。

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