人が集まるお店とは 神戸市とSRCが「『食』創生会議」でセミナー
- 2019/03/06
- 00:06
神戸市とSRC(神戸市中央区)グループは5日、飲食店など「食」に関係する経営者や起業家らを対象にした連続プログラム「KOBE『食』創生会議」の初回に当たるセミナーを神戸市内のホテルで開催した。「『食』ビジネスのアップデートによる人が集まる街・神戸の創造」をテーマに、ポトマック(神戸市中央区)の金指光司代表のトークや、パネル討論を展開。司会はSRCグループ会長で、兵庫エフエム放送(Kiss FM KOBE)社長の横山剛氏が務めた。
金指氏のトークは横山氏がインタビューする形式で進行(写真、左が横山氏)。金指氏が東京で「神戸にはなかった店」に刺激を受けて、デザインや音楽にこだわった飲食店を始めたことや、店舗数を増やす際に業態を多様化した経緯などを語った。続いて、編集者の江弘毅氏、飲食求人サイトのクックビズの薮ノ賢次社長、グラフィックデザイナーのハヤシジュンジロウ氏、食に関する広告を取り扱うルートアンドアクティベーションの今富信至社長らがパネル討論に登壇し、人が集まる店について意見を交わした。
神戸市の久元喜造社長は主催者としてあいさつし、「食は神戸にとって非常に大きな魅力で、磨きをかけるのは神戸にとって非常に大事な話」と指摘。食の体験を目的として神戸を訪れる人を増やすためにも、神戸市としては交通機関などの「インフラ整備に加え、都心・三宮に限らず震災で遅れていた街づくりを進めたい」と強調した。
神戸市は経営者や起業家ら向けに、新たな刺激やイノベーション(技術革新)のきっかけにすることを目的にした「神戸創生会議」を2015年から開催。今回もその一環として企画した。「KOBE『食』創生会議」のプログラムは今回のセミナーに続き、18日と27日に経営人材育成のグロービス(東京都千代田区)と連携した「実践的経営ノウハウ講座」を予定している。
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