川重、インドで建機向け油圧機器の新工場 油圧ショベルの需要増

 川崎重工業は18日、インドに建設機械向けの油圧機器を製造する新工場が完成したと発表した。既存の工場と同じインド南部のベンガルール(旧称バンガロール)市内に建設。新工場の稼働で工場の建屋面積は2倍の6000平方メートルに拡大。生産能力は18年度比2倍の年4万台になる。油圧ショベルの需要増を受け、現地建機メーカーへの供給体制を強化する。

 インドでは高速道路や鉄道、港湾開発などのインフラ投資が引き続き活発で、建機メーカーでは増産が相次いでいる。建機市場は拡大基調で、油圧ショベルの需要は2025年度に年4〜5万台規模に拡大すると見込まれている。新工場では油圧ポンプ・モーターを製造。4月の生産開始を予定する。新工場の開所式は現地時間16日に開催したという。

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