ノーリツ、今期純利益34%減に 増収も前期の有価証券売却益の反動で

20190213ノーリツ決算グラフ

 ノーリツは13日、2019年12月期の連結純利益が前期比34%減の38億円になる見通しだと発表した。国内事業の回復などで増収を見込むが、前期に40億円の投資有価証券売却益を計上した反動が表れる。年間配当は32円(うち中間16円)と、前期据え置きを予定する。

 売上高は2%増の2145億円、営業利益は10%増の53億円になる見込み。国内事業で販売数量の増加に加え、販売する商品構成を高付加価値品にシフトして採算を改善する。さらにコスト削減も寄与する見通し。

 18年12月期の連結決算は、純利益が前の期比7%増の57億円だった。投資有価証券の売却益で最終増益は確保したが、国内では販売単価の下落、海外では中国の売上高が減少したのがそれぞれ逆風になった。売上高は2%減の2098億円、営業利益は28%減の48億円だった。

 同時に14日〜12月31日の間に、自社保有分を除く発行済み株式の2.3%に相当する110万株、14億円を上限に自社株買いを実施することを決めたと発表。3月28日に開催する定時株主総会に、監査等委員会設置会社への移行を提案することも、あわせて発表した。

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