バンドーの4〜12月期、純利益18%増 今期有報から国際会計基準を導入
- 2019/02/13
- 14:31
バンドー化学が13日に発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比18%増の46億円だった。自動車部品事業では販売が好調で、増収効果が増益につながった。加えて高機能エラストマー製品事業では、高付加価値品の販売が伸びたことで同事業の利益が大幅に伸びた。取引先の不具合対応が発生した産業資材事業の減益を補った。
売上高は5%増の715億円、営業利益は13%増の53億円だった。販管費は微減の158億円にとどまるなど、経費の削減が寄与した。事業分野別の営業利益は自動車部品が6%増の25億円、産業資材が2%減の14億円、高機能エラストマーは59%増の6億7900万円になった。
19年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比4%増の50億円を見込む。12月までの進捗率は93%に到達した。期末配当を前年度期比1円増の16円とし、通期では2円増配の32円にする配当計画も維持した。
同時に、2019年3月期の有価証券報告書から国際会計基準(IFRS)を導入すると発表した。決算短信では19年3月期通期の発表まで日本基準を適用する。8月に開示を予定する19年4〜6月期は前年同期の比較も含めてIFRSで表示する予定だ。
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