神戸港、19年のコンテナ取り扱い個数300万個めざす 3年連続で過去最高に
- 2019/02/11
- 21:32
神戸市は、2019年の神戸港でのコンテナ取り扱い個数の目標を300万個(20フィートコンテナ換算)に設定した。昨年の294万個を上回り3年連続で過去最高をめざす。昨年も300万個を掲げたが、台風の影響でコンテナを船に積み降ろしするガントリークレーンが一部で使えなくなるなど、一時的に港湾機能が低下したこともあり達成できなかった。今年は国内外からの集貨を強化し、改めて300万個に挑戦する。(写真はポートアイランドのコンテナターミナル=資料)
8日に発表した19年度予算案では、国際コンテナ戦略港湾の推進に向けて関連予算を合計63億7300万円計上した。これまで継続してきた集貨事業を定着させるとともに、航路誘致もすすめる。航路誘致では、これまでも力を入れてきた北米や欧州と神戸を結ぶ「基幹航路」に加え、中南米やアフリカ、オーストラリアと神戸を結ぶ航路の誘致も進める。
17年度に始めた東南アジアから神戸を経由して北米に貨物を輸送する「トライアル実証事業」も、引き続き支援する計画だ。瀬戸内、九州方面から欧米に輸出する際に、釜山港経由で基幹航路に積み替えていた貨物を、神戸港経由に変更する場合の支援も継続する。
このほか水深の確保など高規格コンテナターミナルの整備推進や、コンテナふ頭管理会社である阪神国際港湾(神戸市中央区)への資金貸付を通じたガントリークレーンの寿命延長も実施。ハーバーハイウェイではETC(自動料金収受システム)を導入できるか検討する予算も計上した。
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