キムラタン、今期最終赤字5億円に下方修正 秋冬物が苦戦

20190209キムラタン業績修正グラフ

 ベビー・子供服のキムラタンは8日、2019年3月期の連結最終損益が5億円の赤字(前期は4億6900万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は2億9000万円の赤字で、赤字幅が拡大する見通しに転じた。暖冬を受けて秋冬物商戦が苦戦したためという。

 売上高は8%減の40億円、営業損益は4億7000万円の赤字(前期は3億8700万円の赤字)を見込む。製造原価の低減や物流費の抑制などに取り組んだが、減収が響く。昨年末から足元にかけて気温低下で販売は持ち直しつつあるが、18年12月までの下振れを補えない見通しとしている。

 同時に発表した18年4〜12月期の連結決算は、最終損益が3億8800万円の赤字(前年同期は2億7700万円)だった。ネット通販と新規出店に加え、4月に開園した保育園事業が増収だったが、既存店の減収を補えなかった。売上高は前年同期比8%減の29億円、営業損益は3億6300万円の赤字(前年同期は2億4200万円の赤字)だった。

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