アジュバン、ポーアイに中央研究所が完成 「自社製品の開発体制整う」

20190205アジュバン中央研究所

 アジュバンコスメジャパンは5日、神戸市中央区のポートアイランドに完成した「アジュバン中央研究所」を関係者らに公開した。同社はメーカーが開発したOEM(他社ブランド生産)の製品から、自社開発の製品への切り替えを進めており、同研究所の完成で「自社製品を開発する体制が整う」(松井健二社長)。スキンケア製品の開発や、製品化に関連する技術開発などを同研究所で進める。4月から本格的に稼働する予定だ。

 取引先らを迎えて田中順子専務があいさつし、「今年でひと区切りになる理化学研究所との(毛髪に関する)共同研究を引き続き進めたいというのが、研究所を開設する発端になった」と説明した。理研の神戸地区とは徒歩圏内の立地。もともと倉庫だった鉄骨平屋の建屋を大幅に改装した。延べ床面積は721平方メートルで、このうち約200平方メートルを占めるのが分析室(写真)だ。研究者のコミュニケーションを円滑にするため、分析室には間仕切りをなくした。

 同社は昨年3月に、初の自社開発であるヘアケア製品の「クラスS」シリーズを発売した。中央研究所を活用して、スキンケア製品でも早期に自社開発品を発売したい考えだ。製品のレシピ(成分や薬剤の配合など)を自社で保有することで収益性を高め、中期計画で示した2023年3月期の売上高100億円、売上高営業利益率20%をめざす。

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