神戸電鉄の4〜12月期、純利益2%減 豪雨災害での特別損失響く

20190130神戸電鉄決算グラフ

 神戸電鉄が30日に発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比2%減の15億円だった。鉄道を中心とした主力の運輸業では18年7〜9月に豪雨や台風による運休で営業日数が減り、減収になったのが逆風。豪雨被害など「災害による損失」の2億5000万円を特別損失として計上したのも響いた。受取保険金の1億円を営業外収益に計上したが、補えなかった。

 売上高にあたる営業収益は微増の174億円、営業利益は2%減の22億円だった。主力の運輸業の営業収益は1%減の98億円。営業日数の減少が運輸業での減収の主因だ。ただ神戸市北区の販売用土地を売却したことで、全体としてはわずかながら増益を確保した。運輸業の営業費および売上原価と販管費を合計した営業費の合計は微増だった。

 19年3月期の連結業績予想は据え置いた。上期は災害に見舞われたが10〜12月期はほぼ想定通りの推移だったという。純利益は前期比2%減の17億円、営業利益は5%減の21億円を見込む。18年12月までの9カ月間の利益を下回るが、「例年通り1〜3月期には鉄道で修繕費の計上を予定している」(経営企画部)ためとしている。

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