川重、JAMSTECから無人潜水機向け「深海底ターミナル」を受注 6億円

20190123川重深海底ターミナル

 川崎重工業は23日、海洋研究開発機構(JAMSTEC、神奈川県横須賀市)から自律型無人潜水機(AUV)向けの「深海底ターミナル」開発を受注したと発表した。深い海底でAUVへの充電や、AUVとのデータをやりとりすることで、AUVを浮上させずに長時間運用できるようにする。受注額は約6億円。(図は充電するAUVのイメージ図、緑色が深海底ターミナル=川重提供)

 AUVは川重などが開発を進めている無人潜水機で、海底パイプラインの点検・修理など従来は難しかった海中での作業への活用が期待されている。今回受注した開発プロジェクトは、政府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環で実施。海底探査を大幅に効率化することなどが目的だ。

 ただJAMSTECが採用するAUVが現時点で決まっていない。このため深海底ターミナルとAUVを接続する方法などは今後、JAMSTECと川重が協議して決める。そのうえで川重は実際の深海底ターミナルを開発・製造・試験をすませ、2020年3月までに納入する予定としている。

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