井戸兵庫知事、震災24年「風化対策まず防災訓練」 「震災遺跡」に着目も

20190115井戸兵庫知事定例会見

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は15日に開いた定例記者会見で、17日に発生から24年を迎える阪神淡路大震災の教訓が風化するの防ぐ対策として「まずは地域の防災訓練に参加してもらうのが第一」との見方を示した。そのうえで「漠然と参加しても効果はあまりないとも言われており、体験者の話を聞いてもらうのも重要だと思う」と話した。「震災にあった私たちの記憶もあいまいになりつつあるので、忘れないだけでなく伝えていく努力は重ねていかなくては」と強調した。

 さらに震災の被害を保存した「震災遺跡が結構残っている」とも指摘。震災被害の跡を訪ねるNPO(非営利団体)の取り組みなどにも着目し、「震災遺跡を子供たちの遠足のコースに組み込むといったことも、あってもおかしくない」といった見方を示した。

 兵庫県は災害時に、ボランティア活動に向かう人の交通費などを補助する方針であることを示し、(震災の教訓を)「風化させないための環境整備」と意義を示した。条例改正などは必要ないとの見通しを示したうえで、2019年度予算案の中で具体化させると説明した。

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