神戸ビーフは「革」も上質 新たな神戸ブランドに、パリで24日に発表会

20190111神戸ビーフ牛革製品

 神戸市は11日、海外で知名度の高い「神戸ビーフ」の牛から取れた牛革の製品を世界に売り出すと発表した。最高級の食肉になるよう、ていねいに育てられた牛だけに革の状態も良好とあって、新たな神戸ブランドとして地位の獲得をねらう。現地時間24日にフランス・パリで、欧州のファッション関係者やデザイナーなどを招いた製品の発表会を開催する。

 神戸ビーフは兵庫県産の肉牛である但馬牛(たじまうし)から取れた肉のうち、一定の基準を満たしたものを認定する。肉になってから神戸ビーフに認定するか審査するため、これまで神戸ビーフの牛による牛革は、他の牛の革と区別せずに流通させていた。だが、牛革にも個体別の管理を導入したことで、神戸ビーフに認定された牛の革が分かるようになった。

 これを機に神戸ビーフの知名度を活用した革製品の開発を神戸市などが企画。革小物の喜市(神戸市中央区)、革靴のマルヤ靴店(同)、家具の永田良介商店(同)、デザイン事務所のkuli-kuli(神戸市東灘区)が参加した。各社の職人が腕によりをかけて、神戸ビーフの「革」を製品化(写真)し、皮革製品の素材としても「神戸ビーフ」をアピールする。

 神戸ビーフに認定されるのは年間で5000頭ほど。希少性も訴求できる可能性があり、喜市の片山喜市郎代表は「通常の製品より高い価格帯での販売も期待できる」とみている。素材の良さと同時に「製品としての質の高さにも注目してほしい」と、発表会に向けて意気込む。

 もっとも「神戸ビーフ」は兵庫県食肉事業協同組合連合会(神戸市長田区)が権利を持つ登録商標。皮革製品でも神戸ビーフが連想できるブランド名の浸透などが、今後の課題になりそうだ。このほか神戸市は、市内で毎年1000頭ほど捕獲されるイノシシの皮を使った革製品も普及させたい考えだ。

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