家次神商会頭、関西3空港「8年前と状況が変わっているという共通認識はできた」

20190104商工会議所会見

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長=写真右から2人目)は4日に開いた新年の記者会見で、昨年12月24日に開かれた関西3空港懇談会について「(前回の関西3空港懇談会があった)8年前とは大きく状況が変わっているという共通認識はできた」との見方を示した。従来は「関西国際空港をどう救済するか」という話題が多かったが、神戸空港や大阪国際(伊丹)空港を合わせた「3空港をどう活用するかという話に変わっている」と指摘した。

 関西3空港懇談会の参加者の間では、関西国際空港には訪日客の需要が膨らんでいることから「関西国際空港が基幹空港であることは論をまたないが、それだけでは間に合わないだろう」との認識で一致しており、神戸空港や伊丹空港の活用にも期待が高まっているという。神戸空港の運用時間制限や便数制限の緩和に加え、「今すぐというわけではないだろうが、国際線の就航はバックアップも含めて大事なこと」と指摘。今春にも開催される次回の3空港懇談会では「方向が出てくるのではないか」との見方を示した。

 2025年に大阪市で開催が決まった国際博覧会(万博)については、開催資金のうち400億円を民間で負担することが決まっている。これについての記者の質問に対し、「神戸経済界でも応分の負担する必要がある」との認識を示した。「具体的な(負担額の)数字がくれば、ご協力を願う活動をしていきたい」と話した。

 一方、尾野俊二副会頭(みなと銀行特別顧問=写真右)は足元の景況感について触れ、「地元企業の景況感は良い」と指摘。そのうえで「最も問題になっている人手不足をどのようにサポートしていくかが大きなテーマ」と述べ、外国人労働者の受け入れも始まる今年の課題になるとの見方を示した。加えて、スタートアップ支援と、中小企業の事業承継を合わせて当面の3つの課題を挙げた。

 株式相場の下落については尾山基副会頭(アシックス会長CEO=写真左)が「現金によるM&A(合併・買収)がしやすい環境になり、流動性が高まっているとの印象」と語っていた。このほか記者会見には植村武雄副会頭(小泉製麻会長=写真左から2人目)、森地高文副会頭(神鋼商事社長)、伊藤紀美子副会頭(田嶋社長)が同席した。

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