家次神商会頭、三宮再開発「後発メリットもっと生かせる」「万博に向け加速を」

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)は1日に放送したテレビ番組で、神戸市が進める三宮再開発に触れ「後発のメリットを、もっと生かしていける」との見方を示した。「インターネットの時代からスマホ(スマートフォン)、タブレットの時代になり、あらゆる(ものに対応した)利便性なども変わっている」と指摘。「一番新しいものをどう入れていけるか、そういう都市デザインができると非常によいと思っている」と語った。

 一方で兵庫県も本庁舎の建て替えを進めることから、家次氏は英ロンドンの行政区画であるグレーター・ロンドン(ロンドン広域圏)になぞらえて「グレーター三宮の全体をうまくデザインしていく」ことの必要性を指摘。「神戸の玄関が、どう魅力的かというのは非常に大事」と語った。そのうえで、1995年の「震災のせいでインフラ整備が遅れているというのは確かなことで、これを2025年の万博(国際博覧会)に向けて、どうアクセラレート(加速)していくのか」が課題であると強調した。

 昨年11月に、万博の開催が決まったことについては「2025年という1つのゴールが設定できた」と主張。ゴールを目指して、ベンチャーも含めた「新しい産業をどう生み出していくかが大事」と述べるとともに、「中小企業の事業承継も大きな問題で、課題を解決するステップを踏んでいくということも非常に大事」と語った。

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