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NTT西日本グループ、神戸市に防潮扉の遠隔操作・監視システムを導入

20181221遠隔監視制御の先行整備

 日本電信電話(NTT)傘下のNTT西日本などは20日、タブレット(多用途携帯端末)を使って神戸港の防潮扉などを遠隔操作で開閉できるシステムを導入すると発表した。神戸市は2019年度に三宮南地区の防潮扉15カ所(図=神戸市の発表資料より)を先行して整備。2024年度末までに市内の海岸沿い全74カ所で整備を完了する計画だ。神戸市が遠隔監視・制御の事業を計画し、IoT(センサーなどをネット接続して実施する常時監視・制御)技術を活用したNTT西日本グループの提案を採用した。

 まず防潮扉に開閉を検知するセンサーを設置。センサーは「LoRaWAN」規格の無線通信ネットに接続する。開閉する担当者はパソコンやタブレットから、防潮扉の状態をいつでも監視・確認できる。遠隔操作設備やウェブカメラ、回転灯などはNTT西日本が提供する有線回線に接続し、防潮扉を遠隔制御する。タブレットを使えば、担当者が登庁しなくても防潮扉を開閉できるのが特徴だ。このため担当者が作業する際の安全確保や、効率化が見込める。

 全国瞬時警報システム(Jアラート)との連動も可能で、津波を伴う地震などの一報が入った場合は30分〜1時間後に、防潮扉は自動的に閉鎖できるようにする。少ない消費電力でも数キロメートルといった長距離で無線通信できる「LoRaWAN」を取り入れることで、停電時などでも防潮扉の開閉状況は確認できる。

 水門や防潮扉などは常時閉鎖の施設を除いても全国に2万1500基あるという。このうち、すでに遠隔制御ができるものは約1600基にとどまる。NTT西日本は、神戸市への導入をきっかけに他の自治体向けにも水門や防潮扉などの監視・制御システムを展開したい考えだ。さらに監視や操作などに伴って発生する防災関連データを活用、流通することで、災害時に自治体の判断を支援するような新たな仕組みづくりもめざす。

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