関西電力、三宮周辺で「人の流れを見える化」実証実験 三宮再開発の参考にも

20181219人流解析の実証実験

 関西電力は18日、神戸市中央区の都心三宮周辺で、街灯など約150カ所に赤外線センサーを設置して「人の流れ」を可視化する実証実験を始めたと発表した。人の流れや人数を計測して地図上にリアルタイムで表示する(図にイメージ=関西電の発表資料より)。人の流れを解析する範囲は、おおよそ国道2号線とJR神戸線で囲まれた地域。西は南京町広場あたりまでになり、国内最大規模になる。実証実験は同日から2019年3月31日までの予定だ。

 赤外線センサーで計測したデータは、子会社の通信会社ケイ・オプティコムが提供する低消費電力の無線通信を活用し、インターネットで情報収集する「IoT」(センサーや道具などをネット接続する常時情報収集)だ。神戸市は実施エリアと設置調整で、神戸大学は収集したデータ解析の技術で、それぞれ協力する。

 今回の実証実験を通じて、データを活用することで都市で消費するエネルギーの削減などをめざす「スマートシティ」に向けた技術やノウハウを蓄積する。解析したデータは通行量の把握や予測、イベントの効果把握などに活用。さらに神戸市に提供することで、同市が進める三宮再開発の基礎データとして参考にする。

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