タイのチュラロンコン大、ひざ軟骨の細胞治療 川重と共同研究
- 2016/12/27
- 19:54
川崎重工業は27日、同社と細胞の自動培養を共同研究したタイのチュラロンコン大学が、ひざ軟骨の細胞治療を同日に実施したと発表した。ロボット技術を活用して川重が開発した細胞自動培養システム「AUTO CLUTURE(オートカルチャー)」を使って培養した、間葉系幹細胞から作った細胞を患者のひざに移植し、ひざ軟骨を再生する。
川重によると、ロボット技術を使って自動培養した細胞を臨床研究に使うのは世界で初めてという。現在の再生医療では、必要な細胞を培養したり、患者に応じて細胞を加工したりするのに手作業を前提としている。このため室内の高い清浄度の維持や熟練した技術者の確保に多額の資金が必要だ。だがシステム内でロボットが細胞を自動培養すれば安全で低コストの再生医療が実現し、普及を後押しする見通し。
川重は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とタイ商業省が2011〜13年に実施した再生・細胞医療プロジェクトに参加。チュラロンコン大学に「AUTO CULTURE」を設置し、ヒト細胞の自動培養を共同で研究、実証実験してきた。同大学との共同研究の結果を受けて培養効率を上げた「AUTO CULTURE」も開発中で、数年内に販売する計画という。
川重によると、ロボット技術を使って自動培養した細胞を臨床研究に使うのは世界で初めてという。現在の再生医療では、必要な細胞を培養したり、患者に応じて細胞を加工したりするのに手作業を前提としている。このため室内の高い清浄度の維持や熟練した技術者の確保に多額の資金が必要だ。だがシステム内でロボットが細胞を自動培養すれば安全で低コストの再生医療が実現し、普及を後押しする見通し。
川重は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とタイ商業省が2011〜13年に実施した再生・細胞医療プロジェクトに参加。チュラロンコン大学に「AUTO CULTURE」を設置し、ヒト細胞の自動培養を共同で研究、実証実験してきた。同大学との共同研究の結果を受けて培養効率を上げた「AUTO CULTURE」も開発中で、数年内に販売する計画という。
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