「なぜ企業交流運動会は楽しかったのか」 神戸スポーツ産業懇話会が公開で例会

20181211スポーツ懇話会ディスカッション

 神戸商工会議所の神戸スポーツ産業懇話会は11日、第10回の例会を開催。スポーツイベントによる地域や会社内の活性化をテーマに、神商が140周年記念行事として9月に開催した「企業交流運動会」や、神戸マラソンなどスポーツイベントの波及効果について議論した。スポーツ大会がもたらす新たな出会いに対して、前向きに評価する声が多かった。

 フェリシモの東良太氏(写真、右から3人目)は、企業交流運動会は会場がノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)だったこともあり、同社では「神イベント」と呼ばれるほど評判がよかったと紹介。一方、アシックスの鷲野洋一氏(同右から2人目)は参加者・企業数の増加や、運動会で生まれた社内外のコミュニケーションをいかに持続するかが今後の課題になると指摘した。

 ロック・フィールドの正戸雄二郎氏(写真右)は、神戸マラソンの前夜に開催した炭水化物を摂取する食事会「カーボローディングパティー」を通じて神戸の食や、企業理念や価値観を神戸を訪れたランナーらに発信できたと語った。流通科学大准教授の山口志郎氏(同左から2人目)は、応援なども含めた他人との交流が、スポーツイベントの満足度を高めることをアンケート調査などから明らかにした。

 各氏が口頭で発表した後、発表者らがパネルディスカッションした。ディスカッションの司会と全体の進行は、同懇話会の代表世話人である神戸大学名誉教授の山口泰雄氏(写真左)が務めた。

 同懇話会は、およそ半期ごとに公開セミナーを開いているが、例会を公開したのは初めて。神商は企業活動に対するスポーツの効果などを訴えて、会員企業に懇話会への参加を促したい考えだ。この日は懇話会のメンバーでない企業や団体も含め、約70人が商工会議所内の神商ホールに集まった。

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