神戸市、六甲山と摩耶山の開発規制緩和で意見募集 新築も可能に

 神戸市は10日、六甲山と摩耶山での開発規制の緩和について意見募集を開始したと発表した。「六甲山地区における土地利用運用基準」「市街化調整区域における開発(建築)許可基準」を見直し、観光地としての六甲・摩耶を活性化しやすくするのが柱。六甲山の一部と同様に、宿泊施設や公園などを整備する地域を摩耶山でも追加指定し、民間の建築物も新築を認めることについて神戸市内外の意見を求める。

 8月に環境省が瀬戸内海国立公園六甲地域の公園計画を変更したのを受けて、神戸市が見直しを進めていた基準の案を提示した。新たな基準は2019年4月から適用したい考えだ。神戸市は17年度から兵庫県と共同で、地元の行政や企業、住民、学識経験者らで構成する「六甲山再生委員会」を設置。六甲山への投資誘致など活性化策について議論を進め、環境省にも公園計画の変更を求めた経緯がある。

 新たな基準の案は神戸市のホームページなどで見ることができる。意見は神戸市の住民に限らず、市外からの応募も受け付ける。受け付け方法は郵送、ファクシミリ、電子メール、持参としており、何らかの形で文書にまとめることを求めている。電話などによる口頭での意見は受け付けない。募集期間は10日から19年1月9日まで。

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