初開催「Happy Holidays Market」に手ごたえ 神戸ルミナリエ観覧者を誘客

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 大丸神戸店(神戸市中央区)北側の道路では8日から「KOBE Happy Holidays Market 2018」が始まった(写真)。三宮センター街や元町商店街、旧居留地の商店などが出店し、神戸ルミナリエの観覧者を誘客する今年初めての試みだ。地元の商店に送客するイベント「SHOP LOCAL」と並行して開催していることもあり、神戸ルミナリエを観覧する列に並ぶ前に立ち寄る人も多く、実行委員会では手ごたえを感じている。

 神戸ワイン、神戸タータンの商品、服飾雑貨などを販売する。元町商店街や三宮センター街といった地元の商店などが店舗を運営。実行委で広報を担当する藤井淳史さんは初日の様子を受けて「ひとまず成功とえるのではないか」と話していた。神戸ルミナリエをきっかけに初めて神戸を訪れた来場者にも、三宮や元町の商店街を知ってもらうきっかけを作れたとみている。

 今年の神戸ルミナリエ、昨年並みの340万人の人出を見込む。会期は10日間、観覧者は日没後の数時間の間に集中する。集客力が抜群といえる半面、安全のために道路上に設置した柵の中を観覧者が歩くため、沿道の店舗に立ち寄りにくい。宿泊費などを除く消費だけで数百億円の経済効果との試算もある一方、それを周辺の商店が実感できていないのが課題だった。

 一部の商店から神戸ルミナリエに消極的な声も出るが、これだけ多くの人を神戸の中心部に集める行事もない。阪神淡路大震災の追悼行事とあって継続的な開催を望む声も多いことから、会場周辺の商店も共存する道を模索する。現時点では波及効果がどの程度になるか未知数だが、まずは地元の焦点と神戸ルミナリエが相乗効果を生む接点ができた形だ。

 KOBE Happy Holidays Market 2018は神戸ルミナリエの期間中の週末である8、9日に開催したほか、15日と16日にも開催する予定だ。

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