(動画)神戸ルミナリエ開幕、点灯式に6万5000人 会期中340万人の来場見込む


 1995年に発生した阪神淡路大震災での犠牲者を追悼する「神戸ルミナリエ」が7日、神戸市中央区の旧居留地と東遊園地で始まった。午後6時前から三井住友銀行神戸本部ビル前の広場で、点灯式を開催。鮮やかに夜空を彩る神戸ルミナリエが点灯する瞬間を見ようと、約6万5000人が会場周辺に集まった。16日まで10日間、開催する。

 点灯式では犠牲者に黙とうをささげた後、神戸市立高羽小学校の児童およそ140人が「しあわせ運べるように」を合唱。主催者である神戸ルミナリエ組織委員会の会長を務める久元喜造神戸市長や、同顧問の井戸敏三兵庫県知事らが鐘を鳴らすのを合図に、過去最多になる51万個のLED電球が一斉にともった。

 開催には約5億円が必要で、資金調達が毎年課題になる。ただ追悼行事とあって継続的な開催を望む声が多く、主催者は来場者に「1人100円募金」を呼びかけている。通常の募金箱に加え、神戸大学・大学院工学研究科の塚本・寺田研究室が中心になり、募金すると光る募金箱を作成。クラウドファンディングやキャッシュレスで寄付できるようにするなど、多くの寄付を集めようと工夫している。

 会期中には、昨年同様340万人の来場が予想されている。点灯時間は月曜〜金曜が午後6時ごろから、土曜・日曜は午後5時ごろからの予定。消灯は月〜木が午後9時半で金〜日は午後9時半。神戸では、神戸ルミナリエの開催から年末年始をまたいで地震が発生した1月17日まで、阪神淡路大震災の追悼の季節に入る。

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