神栄株が大幅安で年初来安値を更新 ファーウェイCFO逮捕で売り波及とも
- 2018/12/06
- 18:26
6日の東京株式市場では神栄(3004)が大幅に下落した。終値は前日比78円(6.83%)安の1064円と安値引け。10月29日につけた1066円を下回り、年初来安値を更新した。売買高も1万300株と、前日(3100株)を大幅に上回った。中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の創業者の娘である、孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕されたと伝わったことで、中国向けに電子部品を輸出する銘柄を売る流れに押されたとの見方が出ていた。
ファーウェイCFOの逮捕で同社製のスマートフォン(スマホ)など通信機器に部品を供給しているとみられた村田製(6981)やアルプス(6961)、太陽誘電(6976)、TDK(6762)など電子部品株が軒並み下落。神栄株にも売りが波及したようだ。ただ神栄は中国に電子部品を輸出しているとはいえ、スマホ部品でなく空気清浄機向けのホコリセンサーが主力だ。季刊情報誌などを見て「電子部品」に反応した投資家が、勘違いで売りを出した可能性も残る。
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