神戸航空交通管制部、神戸での管制業務を再開 従来システム使用で

 国土交通省は5日、神戸航空交通管制部の本部(神戸市西区)で同日正午から管制業務を再開したと発表した。神戸航空交通管制部は、旧那覇航空交通管制部(那覇市)の業務を移管する形で10月1日に開設。だが神戸で新たに導入したシステムに不具合が発生し、運用開始が10月10日に遅れた。さらに不具合のため旧那覇航空交通管制部を神戸航空交通管制部の那覇分室として、10月15日から管制業務を那覇に戻していた。

 管制業務を再開した神戸市の本部でも、当面は那覇分室と同じ従来システムを使用する。新システムの不具合は外部システムの本番環境(運用中の状態)に接続して初めて顕在化。このため国土交通省は新システムの導入に向けて、テストの方法を改める。新システムには追加的なテストによる動作確認などを実施したうえで、改めて従来システムから切り替えるとしている。

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