兵庫県10月の有効求人倍率が3年半ぶり前月比低下 1.48倍「着実に改善」維持

 兵庫労働局が30日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.48倍だった。有効求人倍率が前月を下回ったのは2015年4月以来3年半ぶり。有効求職者数が前月比1.6%増と伸びが大きく、有効求人数の伸び(0.8%増)を上回った。

 兵庫労働局は有効求人倍率の低下について、9月下旬の台風で交通機関が混乱した影響などから、「いったんハローワークへの来所を見送った求職者が、改めて10月に来所するケースが多く、求職者数が増えた」のが要因とみている。足元の雇用情勢は「着実に改善が進んでいる」との情勢判断を維持した。

 雇用の先行指標とされる新規求人倍率は2.24倍。前月比0.18ポイント低下した。低下は2カ月ぶり。

 企業の新規求人(原数値)を業種別にみると、全9業種で増加した。運輸業・郵便業が72.8%増と急増したほか、建設業が16.5%増、卸売業・小売業が13.2%増などの伸びが目立った。

 全国統計では、厚生労働省が30日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント低下の1.62倍だった。低下は8カ月ぶり。

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