カルナバイオ、「キナーゼ阻害剤」作用の試験サービス 生体内に近い条件で試験

 カルナバイオサイエンスは29日、キナーゼと呼ばれる酵素の働きを阻害することで病気の進行などを抑える分子標的薬(キナーゼ阻害剤)について、細胞内での作用を試験・評価するサービスを始めると発表した。米プロメガ(ウィスコンシン州)の技術を活用。薬剤が標的にする種類のキナーゼに対してどう作用するのか、生体内に近い条件で試験する。

 化合物がキナーゼに対して結合する強さを測定するのと同時に、最近注目されている「結合している時間の長さ」(レジデンスタイム)を測定できるのが特徴という。化合物の特徴を判断できるのにくわえ、動物試験の効果の予想にも役立つという。カルナバイオはキナーゼ阻害剤の創薬を手がけており、社内の経験も生かせると判断したようだ。

 サービス開始に伴う2018年12月期の連結業績への影響は軽微としている。

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