井戸兵庫知事「万博サテライト会場を検討」 神戸空港国際化「避けられない課題」

20181128井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は28日の定例記者会見で、2025年に大阪市此花区の人工島「夢洲」で開催することが決まった国際博覧会(万博)について、「準備をしっかり、われわれも協力して進めていくということが第一」と述べ、開催に向けて積極的に支援する意向を改めて示した。テーマが“いのち輝く未来社会のデザイン”とあって神戸医療産業都市を展開する「神戸でもサテライト(会場)を作っていただいて、夢洲に見えた方が足を伸ばしていただけるような対応をできないか検討したい」と話した。

 もっともサテライト会場については「これから(大阪府などに)相談をさせていただく」「神戸市とも話したこともない」といい、構想段階にあることを強調した。神戸市の久元喜造市長が大阪万博の会場と、神戸空港島などを海路で結ぶ構想を示していることについて、「現実可能性があるのではないか」「万博のエネルギーを神戸に直接持ち込むという意味でも刺激的なアイデア」と評価した。

 さらに万博の開催が決まったことで「諸外国との航空路の問題についても検討して置かなくてはならない」と指摘。神戸空港に国際線を就航させるか検討することは「避けて通れない課題だ」との見方を示した。神戸空港と関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港の役割分担などを自治体や財界で話し合う関西3空港懇談会の日程については「12月中にはスタートを切ろうということで、日程調整が始まったと聞いている」と明らかにした。

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