久元神戸市長「いつかは三宮の景観も受賞を」 グッドデザイン賞の展覧会

20181122グッドデザイン賞・久元市長

 神戸市の久元喜造市長は22日午後、東京・丸の内駅前広場から行幸通りにつながる景観が2018年のグッドデザイン賞を受賞したことに触れ、「神戸も三宮のバスターミナルなどを整備するのですが、いつの日か丸の内のような受賞をできればありがたい」と話し、進行中の三宮再開発への期待を改めて語った。久元氏は、神戸ファッション美術館(神戸市東灘区)で23日から開催する展覧会「GOOD DESIGN AWARD神戸展」の開会式であいさつして述べた。

 久元氏は「いま日本は本格的人口減少時代で、いたずらに都市の規模を拡大する時代ではなく、都市の風格や生活のクオリティ(質)を高めることが必要」と指摘。さらに「そういう時代にデザインの役割はますます大きくなっていくのではないか」との見方を示した。そのうえで、三宮再開発について「デザインという面でも、そういうことを目指して街づくりをしていこうという励みを(展覧会から)いただいた」と話していた。

 展覧会は、主に2018年度のグッドデザイン賞に選ばれた製品や過去の受賞製品の一部を展示する。展示室は1室のみで、約200点を紹介。神戸市が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の創造都市ネットワーク「デザイン都市」の認定を受けて10周年の記念と、神戸新聞創刊120周年記念の行事だ。神戸市、神戸ファッション美術館、神戸新聞社の3者で構成する実行委員会が主催する。入館料は大人1000円、大学生と65歳以上は500円、高校生以下は無料。会期は12月24日まで。

■グッドデザイン賞 1957年に旧通商産業省(現在の経済産業省)が設置した日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の制度。現在は公益財団法人の日本デザイン振興会(東京都港区)が主催する。デザインの向上による産業振興や生活文化の発展をめざすことを目的にしている。これまでの受賞件数は4万5000件を超えた。

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