井戸兵庫知事、関西広域連合長に再任 発足から5期連続に
- 2018/11/21
- 12:50
関西広域連合は21日に開いた関西広域連合委員会で、12月3日で第4期の任期が終わる関西広域連合長に井戸敏三知事が再任することを決めた。立候補者が出ない中で、徳島県の飯泉嘉門知事が井戸氏を推薦。久元喜造神戸市長ら欠席した4人の委員も事前に書面で井戸氏の推薦を表明していた。これを受けた挙手による投票で、出席した委員12人のうち井戸氏を除く11人の賛成で、井戸氏の再任が決まった。(写真は再任が決まりあいさつする井戸氏=関西広域連合が配信した動画より)
井戸氏は2010年に関西広域連合が発足して以来5期10年、連合長を務めることになる。副連合長は任期が終わる12月3日までに井戸氏が指名する。発足当初から井戸氏とともに副連合長を務めた和歌山県の仁坂吉伸知事は現在、25日に投開票する知事選を控えているため、井戸氏は「(仁坂氏の)選挙が終わってから副連合長を指名する」と表明した。
再任が決まったのを受けて記者会見した井戸氏は次期の抱負を聞かれ、「(地方)分権社会の突破口として十分な成果が出ておらず、これからの関西広域連合の方向や役割について、この2年間で議論を深めたい」「関西広域連合に期待される機能の1つである『情報の共有化』に関する事業も進めたい」などと語った。
- 関連記事
広告
chevron_left
神戸市、6億2300万円規模の補正予算案 認知症の診断助成など盛る home
トーホー、神奈川の子会社が新本社 箱根・熱海の温泉旅館などに食材供給
chevron_right