久元神戸市長、ふるさと納税「流出食い止める」 湾岸道路起工「喜ばしい」

20181120久元市長定例会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は20日に開いた定例記者会見で、15日から「ふるさと納税」の返礼品を拡充したことについて、「神戸市から相当の納税額が流出していて、これをできるだけ食い止める、減らしていく必要がある」と目的を説明した。「神戸に対する思いや愛情、施策に対する共感をベースにしながらも、返礼品を充実させるという選択肢を今回は取った」と述べ、神戸市へのふるさと納税を促す施策であることを強調した。

 2017年度に神戸市から流出した納税額については「確か18億円ではなかったか」と言いながら担当者に確認すると、担当者は26億円と回答。久元氏は「拡大しているのですか。がっくりきました」と苦笑。そのうえで「やはりこれは無視できない額で、減らしていかなければ財政運営に支障が出る可能性がある」と改めて指摘していた。

 国土交通省の近畿地方整備局と阪神高速道路が12月22日に起工式を開催すると発表した、大阪湾岸道路西伸部については「神戸の財政状況が厳しかったので、望まれながらなかなか事業化できなかった」「本格着工に漕ぎ着けたのは大変喜ばしいこと」と話した。阪神高速道路神戸線の混雑緩和に加え、神戸港の活性化や神戸空港へのアクセス改善などにもつながり、完成すれば「人と物の流れが飛躍的に高まり、神戸経済に非常に大きなプラスの影響がある」との認識を示した。

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