川重、2016年進水の船舶は6隻 神戸では2隻が進水

 川崎重工業は21日、同社が建造して2016年に進水させた船舶は昨年と同じ6隻だったと発表した。このうち神戸工場(神戸市中央区)での進水は2隻、坂出工場(香川県坂出市)が4隻だった。円相場の下落による価格競争力の向上を追い風に、13〜14年ごろに受注した船舶が相次いで進水したとみられ、近年では昨年に続き高水準の進水隻数になったようだ。

 船種別ではLPG(液化プロパンガス)運搬船が3隻、LNG(液化天然ガス)運搬船が2隻、ばら積み船が1隻だった。LPG運搬船は、うち1隻を神戸工場で建造。阪神大震災の直前である1995年1月以来のLPG運搬船の進水式になった。同時に発表した16年の竣工船舶数は5隻で、昨年に比べ2隻増えた。

 川重の造船事業は今年の円高もあって収益性が悪化しているという。造船事業は撤退も含め今後の展開を抜本的に見直す方針を9月30日に発表していた。17年3月までには検討結果を公表するとしている。

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