ワールド、今期末50円配に増額 自社株消却で希薄化懸念の回避もねらう
- 2018/11/13
- 15:21
加えてオーバーアロットメントの追加売り出しに伴う、第三者割当の自社株処分を実施する予定だった180万9000株を28日付で消却することを決めたとも発表。消却前の発行済み普通株式数に対する5.00%に相当する。1株利益の希薄化懸念を回避するのが目的だ。
あわせて株主優待制度の新設も発表した。毎年3月末、9月末の株主で、6カ月以上連続して保有している株主に対して、保有株式数が100株以上200株未満で1500円の商品券、300株以上で5000円の商品券を配布する。直営店とネット通販サイトで利用できるようにする。19年3月末の株主から実施するが、19年3月末に限っては6カ月以上連続しているかどうかは問わない。
2019年3月期の連結業績予想は、9月28日の東証1部に新規上場した際に発表した予想を据え置いた。純利益は前期比22%増の82億円を見込む。同社の収益は年末商戦を含む下期のウエートが相対的に大きくなる傾向にある。
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