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ワールド、今期末50円配に増額 自社株消却で希薄化懸念の回避もねらう

20181113ワールド決算グラフ

 ワールドは17日、2019年3月期末の配当金を50円(中間なし)にすると発表した。従来予定の47円から3円を積み増す。同社株は9月28日の新規上場後に公募・売り出し(公開)価格を下回って推移。このためオーバーアロットメントの追加売り出しに伴う第三者割当による自社株処分を実施しなかった。この分の自社以外で保有する株式数が増えなかったことから、1株あたりの配当金を見直すことにした。今期は配当総額を連結純利益の約20%にする計画という。

 加えてオーバーアロットメントの追加売り出しに伴う、第三者割当の自社株処分を実施する予定だった180万9000株を28日付で消却することを決めたとも発表。消却前の発行済み普通株式数に対する5.00%に相当する。1株利益の希薄化懸念を回避するのが目的だ。

 あわせて株主優待制度の新設も発表した。毎年3月末、9月末の株主で、6カ月以上連続して保有している株主に対して、保有株式数が100株以上200株未満で1500円の商品券、300株以上で5000円の商品券を配布する。直営店とネット通販サイトで利用できるようにする。19年3月末の株主から実施するが、19年3月末に限っては6カ月以上連続しているかどうかは問わない。

 同時に発表した2018年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比14%増の33億円になった。人件費を中心に見直しを進めるなど、経費削減が寄与した。優先株式の償還や借入金の返済も進み、金融収支も改善した。同社は10月17日に、18年4〜9月期の業績予想を修正していた。売上収益は1%増の1171億円、営業利益は1%増の61億円になった。

 2019年3月期の連結業績予想は、9月28日の東証1部に新規上場した際に発表した予想を据え置いた。純利益は前期比22%増の82億円を見込む。同社の収益は年末商戦を含む下期のウエートが相対的に大きくなる傾向にある。

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