10月の兵庫県鉱工業生産指数、3カ月ぶり低下 基調判断「緩やかな持ち直し」を維持

 兵庫県が20日に発表した10月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比6.9%低下の97.2と、3カ月ぶりに低下した。兵庫県は生産活動の基調判断を「緩やかな持ち直しの動き」と、引き上げた前月と同じに据え置いた。生産指数は主要9業種すべてで低下した。

20161220鉱工業生産 

 9業種では最もウエートが大きい「はん用・生産用・業務用機械工業」は前月比10.3%下落。このうち一般用蒸気タービン、ショベル系掘削機械などが減少した。前月の上昇に寄与した「輸送機械工業」は鉄道の旅客車や発動機部品、内燃機関電装品などが減少。「電気機械工業」は開閉制御装置と一般用タービン発電機など前月に伸びた分野が総じてさえなかった。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した10月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報値が前月比横ばいの98.4だった。

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