カルナバイオの1〜9月期、最終赤字8億円 増収も前臨床試験への投資強化

20181110カルナバイオ決算グラフ

 カルナバイオサイエンスが9日発表した1〜9月期の連結決算は、最終損益が8億2200万円の赤字(前年同期は5億800万円の赤字)だった。米国、欧州、中国でキナーゼタンパク質の販売が好調だったことなどで、創薬支援事業が増収増益。ただ創薬事業で、開発中の医薬品に対する前臨床試験への投資を強化したことで費用が増加した。

 売上高は前年同期比21%増の5億8600万円、営業損益は7億6200万円の赤字(前年同期は4億7700万円の赤字)だった。創薬支援事業の地域別売上高は、国内が14%減の2億2900万円、北米が20%増の1億7500万円、欧州は58%増の7800万円、その他地域は2.5倍の5300万円だった。前年同期に売上高の計上がなかった創薬事業にも5000万円の収入があった。

 18年12月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は7億5800万円の赤字(前期は7億3700万円の赤字)を見込む。

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