三星べ、4〜9月期の純利益3%減 社長「通期予想は最低ライン」

20181107三星べ決算グラフ

 三ツ星ベルトが7日に発表した2018年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%減の35億円になった。自動車用、一般産業用とも主力のベルトが伸びて増収だったが、原材料高や物流費の増加に加え、労務費の増加も逆風になった。内部での経費削減や生産性向上などでは補えなかった。

 売上高は3%増の367億円、営業利益は微減の47億円だった。製品分野別の売上高は、自動車用ベルトが3%増の154億円、一般産業用ベルトが2%増の111億円だった。合成樹脂素材が9%増の18億円、搬送ベルトが9%増の17億円、OA機器向けは6%減の14億円だった。

 大阪市内で同日記者会見した垣内一社長は、原材料高や国際情勢の不透明感などを背景に「先行きに対しては、全般的にやや手応えが弱まっている」と景気の先行きに慎重な見方を示した。ただ「季節的にも(毎年)1〜3月期は弱含む」という。業績予想の前提になる為替相場は1ドル=100円、1ユーロ=110円と保守的に見積もっていることもあり「通期予想は最低ライン」と話していた。

 2019年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は4%減の60億円を見込む。期末配当を26円とする配当計画も維持した。

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