アシックス株が急落 今期大幅減益の見通しで、純利益の予想取り下げに意外感

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 5日の東京株式市場ではアシックス(7936)が急落。終値は前週末比235円(13.92%)安の1453円だった。東証1部の値下がり率ランキングで2位になった。前週末2日に2018年12月期の連結業績予想を下方修正した。営業利益は前期比39%減の120億円になる見通しで、従来予想の200億円から一転の大幅減益見通しになるなど、収益悪化を嫌気した売りが膨らんだ。欧米でランニングシューズの販売が不振であることなどが響く。

 特に、純利益の予想を取り下げて「未定」としたことに、意外感(サプライズ)があったとの指摘が多かった。アシックスは、欧米の事業の立て直しのためには構造改革が不可欠としており、減損損失の計上を含む特別損失の規模が見通しづらいことから、純利益の予想を見送ったとしている。ただ、市場では「異例の事態」「収益が見通しづらい」といった見方から、売りが膨らむ一因になったとの指摘もあった。

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