神戸市の事業所数8.1%減、従業者数は増加 17年の工業統計調査

 神戸市が26日発表した2017年の工業統計調査によると、17年6月1日時点で従業者数4人以上の事業所数は前の年に比べ134事業所(8.1%)減の1522事業所だった。基礎素材型、加工・組み立て型、生活関連・その他型と、製造業では幅広い業種で事業所数が減少した。一方で、経営者や従業員など働く人の数すべてを含む従業者数は2年連続で増加。7.6%増の6万8380人になった。

 4人以上の事業所数は全国的に減少傾向が続いている。神戸市では2005年を100とすると、67.6に相当する水準まで減少した。生産拠点の海外シフトが進み、製造業の減少が続いているためとみられている。ただ足元では景気回復などを背景に、減少した工場をフル稼働する動きが広がっており、こうした製造業で従業員数を増やす傾向あるようだ。

 規模別の事業所数では、「4〜9人」が全体の37.5%。「10〜19人」が25.2%と、規模が小さいほど事業所数が多い傾向にある。4〜29人で全体のほぼ4分の3を占める。

 2016年の「製品出荷額等」は前の年に比べ2.8%増の3兆2135億円だった。3年連続で増加した。このうち業種別で最も大きいのは「食料品」で6702億円と20.9%を占めた。「はん用機械」が4361億円(13.6%)、「輸送用機械」が4281億円(13.3%)と続いた。

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