ワールド4〜9月期、純利益一転14%増に上方修正 経費削減、金融収支も改善で

20181017ワールド業績修正

 ワールドは17日、2018年4〜9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比14%増の33億円になったようだと発表した。従来予想である21億円から上方修正し、一転の増益見込みになった。人件費を中心に見直しを進めるなど、経費削減が寄与した。優先株式の償還や借入金の返済も進み、金融収支も改善した。営業利益は1%増の61億円と、従来予想の59億円から上方修正した。

 売上収益は1%増の1171億円になった。従来予想の1174億円をやや下回った。M&A(合併・買収)の効果による販売増もあって増収を確保したが、9月に2度の台風で臨時休業する店舗が多かったことなどから、当初の想定にやや届かなかった。臨時休業に伴う在庫調整で値引き販売を強化したが、粗利益の減少は経費削減によって吸収したという。

 2019年3月期の予想は据え置き。同社の収益は年末商戦を含む下期のウエートが大きいうえ、消費動向には現時点で不確定予想もあるため。純利益は前期比22%増の82億円を見込む。

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