トーホー、9月の売上高3.4%増 7カ月連続で前年を上回る

 トーホーが10日に発表した9月の売上高動向は、全店ベースで前年同月比3.4%増だった。7カ月連続で前年同月を上回った。主力の業務用食品卸売事業は昨年11月に買収したシンガポール、マレーシア事業の寄与もあり、2カ月連続で前年同月比で伸びた。さらに昨年買収した業務用調理機器のエフ・エム・アイが寄与したフードソリューション事業も伸び、同社全体の売上高を押し上げた。

 食品スーパーは0.9%減と3カ月ぶりに前年比で減少した。6月にオープンした「かりばプラザ店」(神戸市西区)は寄与したが、全体として台風の影響で来店客数が減少。さらに「高砂店」(高砂市)が改装のため7日間休業したことなども響いた。既存店ベースでも前年同月比2.3%減だった。

 キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売り、C&C)事業は0.7%減と、16カ月連続で前年同月を下回った。不採算店の閉店による店舗数の減少などで売上高が減少。ただ店舗での販売は堅調で既存店ベースでは0.1%増と、台風などの影響を跳ね返して増収だった。

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